IT技術の進展によって働き方が多様化した近年、在宅ワークに目を向ける人が増えてきました。
しかし、実際に働き方を変えるには勇気がいるものです。

在宅ワークに魅力を感じているけど、デメリットはないのかな?
という人も多いはず。
今回は在宅ワークの具体的なメリットとデメリットをご紹介しますので、はじめる前にチェックしてくださいね。
在宅ワークのメリット

在宅ワークの主なメリットは次の5つです。
- 通勤時間ゼロ&通勤ストレスゼロ
- 時間的に融通が利く
- 好きな場所で働ける
- 人間関係の悩みが減る
- 感染症の感染リスクが減る
これらのメリットを詳しく紹介していきます。
通勤時間ゼロ&通勤ストレスゼロ
在宅ワークの仕事場は基本的に「自宅」です。
在宅勤務の会社員の場合は、仕事内容や契約内容によっては「月1回の会社出勤」などが求められていることもありますが、通常の会社勤務のように毎日通勤する必要はありません。
また、フリーランスの在宅ワーカーであれば、ほとんどの方が自宅勤務を基本としているため、通勤時間はゼロ!
朝起きて、即仕事をすることも可能です。
通勤に片道30分かけていた人なら、1日に1時間も自分の時間が増えることになります。
満員電車に乗るストレスや、車で朝の渋滞に巻き込まれるストレスもゼロになるので、メンタル面での大きなメリットとなります。

わたしは請け負っている仕事の始業時間が9時なのですが、8時59分まで家事をしたり、テレビをみてまったりしています。
時間的に融通が利く
在宅ワークは通常の会社勤務と比べて時間的に融通が利きます。
なかでもフリーランスは休みや中抜けする時間を自分で設定できるので、勤務時間の自由度が高いのがメリットです。

子供がインフルエンザで1週間休んでも、仕事をしながら一緒にいてあげられたので気持ちが楽でした。
特に女性は結婚・家事・育児・介護などによって、一生のうちにライフスタイルの変化が何度も起こります。
そのたびに仕事との両立に悩むことが多いので、時間の融通が利く在宅ワークは忙しい主婦やママたちにおすすめです。
また、会社員の場合でも在宅勤務の人は通常勤務の人と比べて都合をつけやすいといえます。
用事で一旦外出して、戻ってから仕事を再開することも可能ですので、スケジュールに対して融通が利く働き方が可能です。
好きな場所で働ける
在宅ワーカーの仕事場は基本的に自宅ですが、自宅以外の好きな場所でも働くことが可能です。
レンタルオフィスやコワーキングスペースを借りて仕事場にしている人もいますし、カフェなどで仕事をしている人もいます。PCとネット環境、あとはセキュリティの問題がクリアできればどこでもOKです。

子供の夏休み期間に実家に帰省して
実家で働くこともありました!
また、県外などの遠方の会社の仕事を請けることも簡単です。物理的な距離はオンラインで解決できるからです。

海外を旅しながら働いている仕事仲間もいますよ!

わたしは元々転勤族の妻ですが、住む場所が変わっても仕事を変えなくて済むことがメリットだと思っています。
人間関係の悩みが減る
在宅ワークは人と会う時間や機会が少ないため、人間関係の悩みが減ることもメリットです。
リアルに通勤している場合は業務以外での人との接触も多いため、仕事に関係がない部分でも人間関係の悩みが生まれる場合もありますよね。
その結果、人間関係が原因で転職する人も多いので、「人間関係に疲れるのはもう嫌!」という人は在宅ワークに大きなメリットを感じることが多いです。
感染症の感染リスクが減る
新たに注目された在宅ワークのメリットといえば、感染症の流行時に強いこと。
在宅ワークであれば、満員電車に乗る必要もなければ、人と直接的な接触をすることも少ないため、感染リスクが大幅に減ります。通勤時の感染リスクにおびえる必要もないので、精神面でのメリットも大きいでしょう。
在宅ワークのデメリット

在宅ワークの主なデメリットは次の4つです。
- 自己管理ができない人には向いていない
- 職種によっては収入が安定しない
- コミュニケーションが難しい
- 運動不足になる
これらのデメリットを詳しく紹介していきます。
自己管理ができない人には向いていない
自由度が高い在宅ワークですが、それゆえにサボってしまう人も。
自分に甘くなって自己管理がおろそかになると、仕事に支障をきたす場合もあります。
特にフリーランスの場合は意見や注意してくれる人が少ないため、自己管理ができないと仕事に影響する可能性が高まります。最悪の場合は仕事がなくなることも考えられるので、自己管理ができない人には難しいかもしれません。
自己管理が苦手な人は、収入や活動の目標をしっかり決めておくとよいでしょう。
職種によっては収入が安定しない
在宅勤務の会社員は決まった給料が支給されますが、フリーランスの場合は月々の収入にばらつきがあることも。ある程度の収入のばらつきを考えて行動することが必要です。
コミュニケーションが難しい
在宅ワークではチャットやメールをコミュニケーションツールとして活用することが多いのですが、直接会話する場合と比べてやり取りの難しさを感じることがあります。
直接会って会話していれば、相手の顔色や声色で感情を読み取れたり、ささいなことを質問できたりするものですが、チャットなどではそれが少し難しくなります。
ZOOMやSkypeなどのオンライン会議で会話することもありますが、常につながっているわけではないため、コミュニケーションの気軽さはどうしても減ってしまいます。
人と会わずに仕事ができることはメリットであると同時にデメリットとなる時もあるのです。
最近のチャットツールでは顔色や声色の代わりに絵文字の活用なども勧められています。オンラインはオンラインにあったやり方を模索していくことが大切です。
文字ベースの会話であっても、絵文字などを活用していくとコミュニケーションが取りやすくなるので、ぜひ活用してください。

わたしが仕事を請け負っている会社からも潤滑なコミュニケーションのために絵文字の活用が推奨されています!
最初は驚きましたが、これがオンラインでの「新しい生活様式」なのかもしれませんね。
運動不足になる
在宅ワークの大敵は運動不足です。通勤時間が無い分、運動量が減ってしまいます。
普段からトレーニングをしているような人は問題ありませんが、運動が苦手であまり動くことが少ない方は気をつけたほうがよいでしょう。
リモートワークを推奨する会社のなかには、オンラインフィットネスを福利厚生として提供している会社もあります。
最近は通わないフィットネススタジオSOELU などのオンラインフィットネスサービスが充実してきているので、在宅ワークの隙間時間でも活用できます。家でストレッチをしたり、外に運動をしに出かけたり、自分で時間を決めて体を動かす習慣をつけることがおすすめです。
在宅に向く職種とは?

ここまでで在宅ワークのメリット・デメリットが分かったと思いますが、どんなお仕事でも在宅でできるわけではありません。
在宅に一番向いているのは、PCとネット環境があればほぼ完結できるようなお仕事です。
- データ入力
- ライティング
- プログラミング
- WEBデザイン
- WEBサイトの運営
- コールセンター
- メール対応
- 資料作成
- イラスト制作 など
このなかで特に人気があるのはデータ入力やライティングのお仕事です。
副業や主婦のお小遣い稼ぎとしても働きやすいので、こういったお仕事から在宅ワークをスタートさせる人が多いようです。

わたしもライティングやアンケート回答からスタートしました!徐々に慣れて今はオンラインアシスタントとして企業と委託契約を結んでいます。
クラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトをのぞいてみると、どのようなお仕事があるのか具体的に分かりやすいのでおすすめですよ。
また、ハンドメイド作家のような、自宅で物を作って売る仕事も在宅ワークとして向いています。
- ハンドメイド作品の制作
- イラスト制作
- 模型制作
ハンドメイドの場合は、入園・入学用品の制作からアクセサリー制作まで幅広い分野があります。趣味で作っていたものがいつの間にか仕事になっていたという主婦も多いとか。
自分の得意分野を在宅ワークにするのもいいかもしれませんね。
絵を描くことが好きな人はイラスト制作もおすすめです。ブログや情報サイト用のイラスト素材の制作や、企業のロゴデザインなど、意外と幅広い分野でお仕事として成り立ちます。
ほかにも意外なスキルが売れることもあります。ココナラ のような知識・スキル・経験などを売り買いできるサイトをのぞいてみると、いいヒントが見つかるかもしれません。
まとめ
在宅ワークはメリットが多いですが、デメリットも存在します。しかし、デメリットとその対応策を事前に把握しておけば意外と上手に働いていくことができるものです。
在宅ワークをはじめる前にしっかりチェックして、自分にあった仕事を探してみてくださいね。
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